浴室を断熱して寒さ対策!断熱リフォームの費用や注意点を解説
こんにちは!札幌のマンションリフォーム専門会社「アイ・ホーム北海道」です。
寒い季節はお風呂でゆっくり暖まりたいものですが、浴室が冷えているとお風呂が億劫になったりもしますよね。
快適な暖かい浴室を手に入れる近道は、お風呂の断熱リフォームです。
今回は浴室の寒さを解消したい方へ、費用や工事の注意点など断熱リフォームの気になるポイントを解説。
寒い浴室のデメリットと、断熱することで得られるうれしいメリットもあわせて紹介します。
浴室の断熱リフォームをお考えの方は参考にしてくださいね。
浴室の寒さの原因とは?寒さのリスクも解説!
換気扇を回しっぱなしにしていると、寒さの原因になります。
寒いと感じる場合は、入浴中は換気扇を切ってみましょう。
それでも寒い場合は、断熱が十分でないことが考えられます。
施工から時間が経っている家だと、そもそも地下からの冷気をシャットアウトする基礎断熱が不十分であったり、隙間ができてしまっていたり、断熱材が中でズレてしまっていたりすることも。
また、冷たさを感じやすいタイルが床に使われているなど、材質自体が寒さを感じさせやすい可能性もあります。
寒い浴室はヒートショックの原因にも
ヒートショックとは、寒暖差で血圧が大きく変動し、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす恐ろしい現象です。
暖房の効いた部屋から寒い浴室に裸で入り上がった血圧が、湯船で温まることにより急激に低下すると、意識障害などを起こし浴槽で事故が起きてしまいます。
65歳以上の高齢者の方が浴槽での事故で亡くなる数は、なんと交通事故の2倍以上。
浴室の寒さは命の危険にもつながってしまうため、なにかしらの対策を打つことをおすすめします。
「お風呂が寒いのはなぜ?寒さ対策やリフォームで改善」のコラムでもお風呂の寒さについて詳しく解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。
浴室の寒さは断熱リフォームで解決!
では、実際にはどのようなリフォームを行えば断熱することができるのでしょうか?
具体的な工事内容について見ていきましょう。
窓の断熱化
浴室用の窓が薄い1枚物の場合、外の冷気からダイレクトに影響を受けるだけではなく、浴室の温められた空気もどんどん逃してしまいます。
この場合、窓自体を断熱性能の高いものに交換するのが確実な一手です。
複層ガラスなどの熱伝導率を低くしたガラスや、樹脂製のサッシなどで断熱性がグンと高まります。
また、内窓を追加し、二重窓にするリフォームもおすすめです。
空気の層が生まれ、高い断熱効果を得ることができます。
二重窓は防犯性が高まるのもメリットといえるでしょう。
床や天井に断熱材を入れる
冷気は足元から伝わるため、床下の基礎を断熱材で囲み、足元からの冷気をしっかりと遮断したいところ。
マンションの最上階のように階上にお部屋などの空間がない場合は、浴室でも天井の断熱材を重視しましょう。
湿気に強い断熱材を入れると、カビの繁殖防止や、湿気による家屋の劣化防止にもつながります。
年数が経っているお風呂だと床がタイル張りになっていることも多く、断熱性能の低さからより寒くなってしまっている可能性があります。
タイルも断熱とクッション性に優れたものが出てきており、既存のタイルの上に断熱タイルを貼るという方法も可能です。
浴室換気乾燥暖房機
浴室換気乾燥暖房機を導入することで浴室内を暖かく保つ方法もあります。
洗濯物の乾燥で使えるだけではなく、浴室の乾燥ができることで、入浴後のカビの発生抑制などのメリットも。
天井や壁に後付けすることも可能ですが、元々の保温性能が低い浴室を暖房だけで暖めるのは効率が悪いため、断熱対策とあわせての導入をぜひ検討してみてください。
断熱構造のユニットバス設置
最も根本的に解決する断熱リフォームは、断熱材で床・壁・天井をぐるりと取り囲んだユニットバスを設置する方法です。
特に近年のユニットバスは床や壁、浴槽に使われている素材そのものが高い断熱性能を持っています。
ユニットバスの壁と浴室の壁の間に断熱材を張り詰めると、部分的な断熱対策リフォームではなかなか難しい、抜群の断熱効果を出すことができるんです。
浴室の断熱リフォームをユニットバス設置で行うときには、浴室換気扇に必要な開口部を開ける工事や、排水や給水など配管の位置を変更する工事が必要になります。
浴室に窓がある場合は、ユニットバスの窓の位置と合わせる工事も考えなければなりません。
断熱材で囲む工事も含めて、ただユニットバスを入れれば終わりのリフォームではないため、こうした工事の経験が豊富なリフォーム業者を選びましょう。
浴室の断熱リフォームの費用や、気をつけるポイントは?
浴室を断熱リフォームする際の費用は、ユニットバスを設置する場合と、部分的な断熱リフォームの場合とで大きく違ってきます。
ユニットバスを設置する場合は60万円〜200万円と、商品のグレードにより幅があります。
部分的なリフォームの場合は、内窓の設置は4万円〜10万円、浴室換気乾燥暖房機の設置は10万円〜30万円程度の費用がかかります。
床や天井の断熱は1平方メートルあたりで計算するため、浴室の広さによって変わってきます。
そうした部分的なリフォームを積み上げていくと、結局ユニットバス設置と変わらない費用になるなんてことも。
施工したい断熱リフォームが合計でどのくらいの費用になるのか、しっかり見積もりをとりましょう。
また、リフォームには国や地方自治体の補助金が使えることがあります。
介護向けや育児世帯向けだけではなく、省エネ性能の高い特定の機器に使えるものや、住宅の寿命を伸ばすようなリフォームを行なった際に出る補助金などさまざまです。
いずれも補助金取得条件が細かく決められており情報の把握が大変なため、「対応する補助金があったのに申請しそこねた!」ということがないよう、補助金が使えるかや申請の方法などはリフォーム会社に相談すると良いでしょう。
アイ・ホーム北海道の浴室断熱リフォーム事例を紹介!
アイ・ホーム北海道が施工した浴室の断熱リフォームの事例をご紹介します。
ご夫婦でお住まいのO様、脱タイルで快適バスタイム!
お風呂が寒く、狭いことにもお悩みだったO様ご夫妻の事例です。
タイルの床や1枚ガラスで断熱性が低かった浴室を解体。
キッチンや洗面化粧台などのリフォームと一緒に、浴室は別の場所へ移設することにしました。
天井と梁が干渉しないよう、寸法ギリギリまで広げられるユニットバスを施工。
断熱性能の高い、広々としてなお暖かな浴室ができました。
ビビットグリーンが映えるデザインで、快適なバスタイムをお過ごしいただいています。
見違えるようなリフォームを遂げたお風呂で、どんな素敵なひとときを過ごしたいですか?
「お風呂時間を楽しむ方法は?快適に過ごすポイントや注意点もご紹介」もぜひご覧ください!
浴室の断熱リフォームで快適なお風呂ライフを!
浴室の寒さの原因は、多くが施工時の断熱不足です。
浴室が寒い影響は他の部屋にも及び、家全体の冷暖房効率向上のためにも浴室を断熱するのがベスト。
寒い浴室はヒートショックの原因にもなるので注意が必要です。
思わぬ事故を防ぐためにも、浴室を暖かく保てるリフォームができると良いでしょう。
断熱リフォームの具体的な方法としては、窓の断熱化、床や天井への断熱材の取り付け、浴室換気乾燥暖房機の導入、ユニットバスの設置などが挙げられます。
高い断熱性能を持つ断熱構造のユニットバスを設置することは、暖かい浴室を叶えるのに最も効果的です。
浴室の断熱リフォーム費用は、内窓の設置など部分的な安いリフォームでの数万円から、グレードの高いユニットバスの設置での200万円程度まで幅があります。
補助金が活用できることもありますので、リフォーム会社に相談してみてくださいね。
マンションリフォームのプロ集団、アイ・ホーム北海道は、あなたのリフォームのお悩みを解決します。
浴室の断熱リフォームが気になる方は、施工実績の豊富なアイ・ホーム北海道のお風呂・浴室リフォーム事例もどうぞ参考にしてくださいね。