介護用お風呂リフォームとは?補助金についても解説
こんにちは!札幌のマンションリフォーム専門会社「アイ・ホーム北海道」です。
年齢を重ねていくと、住宅のバリアフリー化を考える方も多いのではないでしょうか。
特に、お風呂は立ったり座ったり浴槽をまたいだり、家の中でも特に大きな動作を必要とする場所です。
お風呂特有の床の滑りやすさも気になりますよね。
今回は、介護用お風呂リフォームについて詳しくご説明します。
リフォームのポイントやリフォームへ使える補助金についての疑問にもお答えします。
ぜひ、介護用お風呂リフォームを考えるときの参考にしてくださいね。
介護用にお風呂をリフォームする必要性とは?
介護を見据えたリフォームを考えるとき、真っ先に手をつけたいのが実はお風呂です。
今はまだ元気だから大丈夫と思っていても、加齢とともに訪れる筋力の衰えは避けられません。
浴槽のフチをまたぐことが難しくなり、お風呂自体が億劫になってしまう…なんていう事態も避けたいもの。
また、お風呂は濡れて床が滑りやすくなる場合もあり、住居内ではひときわ転倒リスクが高い場所でもあります。
お風呂に潜むケガにつながる部分をリフォームすることで、事故を未然に防ぐことができます。
お風呂の際に介助が必要になったときも、介助しやすいお風呂かどうかは大きな問題です。
滑りやすい床や脱衣所との段差などは、サポートする介助者にとっても安全性の大敵。
今すぐお風呂に介護が必要な状態ではなくても、事前にリフォームして備えておくことで、いざというときに介助する側・される側両方の安全を守ることができます。
介護用にお風呂をどうリフォームできる?
お風呂を介護用にリフォームするのは、以下のような部分が多いです。
一つずつ見ていきましょう。
脱衣所と浴室の段差をなくす
歳を重ねて筋肉が衰えてくるのは、誰しも避けられません。
住宅内のちょっとした段差が少しずつ負担に感じてきます。
脱衣所と浴室の段差もその一つ。
バリアフリーな住まいを達成するには基本のポイントです。
ただし、脱衣所と浴室の段差は防水機能を果たしている場合があります。
脱衣所が水浸しにならないような施工も検討しましょう。
手すりやバスリフトを設置する
本人が身体を支えるときにも、介助者が介助する際にも便利なのが「手すり」。
脱衣所から浴室に入るとき、洗い場から立ち上がるとき、浴槽に入るときなど、手すりがあると安定感が増す場面は多いです。
お風呂に入る際に動きにくいと感じる場所をチェックしておき、手すりを付ける箇所を考えるのがおすすめです。
また、膝や腰を曲げるのが厳しい・補助なしで立ち座りが難しい・浴槽をまたぐのが難しい方の場合は、電動でシートが昇降して浴槽での立ち座りや出入りを補助する「バスリフト」の設置も良いでしょう。
膝や腰への負担がなく、転倒のリスクも少ないため安全なほか、介助者の負担も減ります。
床を滑りにくい材質にする
介護をする上で最も気をつけなければならないのは転倒です。
転倒で骨折してしまうと、寝たきりのリスクも上がってしまいます。
特に昔からあるタイルの床は水で滑りやすいものです。
床を水はけが良く滑りにくい材質にするだけで、お風呂の安心感は大幅にアップ!
柔らかめの床材を選べば、介助者が床に膝をつく際の負担も軽減できます。
浴室を暖かくできるようにする
高齢になると、浴室が寒すぎることでヒートショックを起こす確率が高まるので注意が必要です。
寒い中で熱いシャワーを浴びるなど、急な温度差によって血圧が大きく変動し、体調不良が起こるだけでなく命の危険もあります。
そのため、事前に浴室を暖められるよう浴室暖房乾燥機を付けることも検討するべきでしょう。
浴槽を取り替えて深さを変える
一般的な浴槽は深さが60cm前後あり、洗い場の床と浴槽の底が同じ高さのため、浴槽をまたぐときに転倒リスクがあります。
浴槽を取り替えて浅めにするだけでなく、洗い場の床より浴槽の底が低い「半埋め込み式」にすると、大きく足を上げなくても出入りが可能です。
また、浴槽の縁をある程度の幅があるものにすることで、掴まりやすいだけでなく、腰掛けることもできます。
以下のコラムで、お風呂のバリアフリーリフォームのポイントや、そのほかのバリアフリーリフォームについてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
マンションを介護・バリアフリーリフォームするポイントは?施工事例も
介護用のお風呂リフォームの補助金をご紹介
介護用のお風呂リフォームで使える補助金を3種類ご紹介します。
それぞれ確認していきましょう。
介護保険
要支援または要介護の認定を受けている方が居住している住宅を改修する場合、介護保険を適用できます。
所得に応じて改修費の7割から9割が償還されます。
上限は20万円で、1割負担であれば保険給付が18万円となります。
お風呂のリフォームで適用されるのは以下の5点です。
- 手すりの取り付け
- 段差の解消
- 滑りにくい床材への変更
- 引き戸などへの扉の取り替え
- 上記の工事で必要な下地工事
利用者がすでに施設へ入居している場合は適用外になります。
また、入院している場合も適用されないため、注意してくださいね。
国の補助金事業
2023年度は「こどもエコすまい支援事業」という国の補助金制度がリフォームに使えます。
「こども」と名付けられていますが、リフォーム工事に関しては全世帯が対象の事業です。
お風呂に関しては、エコ住宅設備である高断熱浴槽・高効率給湯機・節湯水栓のどれかの工事と同時に手すりの設置などを行った場合に適用されます。
こどもエコすまい支援事業者と契約する必要があるなど条件はありますが、補助金額は原則1戸あたり30万円で、子育て世帯・若者夫婦世帯であれば上限補助上限が最高で60万円というのは大きな魅力です。
バリアフリー改修だけでは適用されない点は注意が必要なので、事前に条件を細かくチェックしてくださいね。
また、予算上限に達するまで(遅くとも2023年11月30日まで)が期限なので、リフォームを考えている場合は早めに動きましょう。
自治体の補助金事業
国とは別に、各自治体で独自の補助金事業が行われていることもあります。
例えば札幌市では2023年度に「札幌市住宅エコリフォーム補助制度」としてバリアフリー改修費用を一部補助する制度があります。※ 2023年9月14日で2023年度の受付は終了します。
申請の流れや条件は自治体によってさまざまですので、詳しい内容はお住まいの自治体にご相談くださいね。
アイ・ホーム北海道の介護お風呂リフォーム事例を紹介!
アイ・ホーム北海道はこれまでたくさんの介護用お風呂リフォームを手掛けてきました。
立ち上がる動作を伴う場所は随所に手すりを設置したり、配管経路の見直しで、以前よりも広々と空間を使える浴室をご提案できることもあります。
サイズアップ&バリアフリーで快適お風呂にリフォームした事例
ユニットバスの交換ではお風呂場のサイズアップとバリアフリー化が同時に行えます。
タイル貼りからユニットバスになることでお掃除もぐっと楽に!
どこに手すりがあると立ち上がりやすいか、ベストな位置をご相談者様と検討し、掴みやすい手すりも設けています。
機能的なだけでなくデザイン性も優れたお風呂で、ご家族全員がご満足いただけるリフォームをご提供します!
介護用リフォームはお風呂が重要!安全性を高める工夫を
介護用にバリアフリーのリフォームをする際、転倒など大きな事故が多いお風呂は必須といえます。
段差の解消や立ち上がる際の手すり・バスリフトなどの設置だけでなく、床を滑りにくくする工夫をしたり、浴室を暖かくできるようにしたり、浴槽自体を幅の広い縁があるものや浅めのタイプに変更することも、危険を回避するために重要です。
浴槽の深さや柔らかめの床材を選ぶことは、介助者の負担を軽減することにもつながります。
条件を満たせば、介護保険や国・自治体の補助金を利用することもできるので、リフォーム前に該当するかチェックしておきましょう。
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