マンションのエアコン設置前に確認するべき点や必要な許可は?
こんにちは!札幌のマンションリフォーム専門会社「アイ・ホーム北海道」です。
近年、札幌でもエアコンが設置されているマンションが増えています。
熱中症の予防やじめじめした蝦夷梅雨(えぞつゆ)時の除湿に、お住まいのマンションでエアコン導入をお考えの方も多いですよね。
マンションでエアコンを設置するには、管理組合の許可が必要なことはご存知でしょうか?
今回はマンションに設置できるエアコンの種類や設置するときに必要な設備、設置するときにどのような点で管理組合の許可が必要か、という点を解説していきます!
マンションに設置できるエアコンの種類を確認!
実はマンションの場合、物件によって使用可能なエアコンのタイプが違います。
マンションに設置できるエアコンは大きく分けて「壁掛け」タイプと「天井カセット(天カセ)」タイプの2種類です。
「壁掛け」タイプ
マンションのエアコンで一般的に広く普及しているのは「壁掛け」タイプです。
最大のメリットは、取り付けのしやすさから工事費用と本体価格が比較的安価で済むこと。
種類も豊富なため、お好みの容量や機能から幅広く選べます。
「天井カセット(天カセ)」タイプ
「天井カセット(天カセ)」タイプは別名ビルトインエアコンとも呼ばれる、天井に埋め込まれているエアコンです。
壁や天井から出っ張る構造ではないため、お部屋に開放感が出てインテリア性が高いというメリットがあります。
しかし、もともとビルトインエアコンが設置されている物件以外では基本的に増設できません。
どうしても「天井カセット」タイプにしたい!という場合は、物件の天井が設置可能な構造か確認を。
設置可能なケースか、マンションの管理会社やリノベーションが得意な専門業者に相談してみると良いでしょう。
マンションにエアコンを設置するときの確認事項とは?
マンションにエアコンを設置するために確認しておきたい注意点は大きく分けて2点です。
- マンションの設備面の確認
- 管理組合の許可の確認
先にマンションを契約してしまってから「希望のエアコンが付けられなかった!」 とならないよう、しっかり確認しましょう!
注意点①マンションにエアコンを設置できる設備があるかチェック!
エアコンを設置できる設備面の主な条件は、以下の通りです。
- 居室外に室外機を置くスペースがある
- 壁にエアコンスリーブ(配管穴)がある
- エアコン用のアース付きコンセントがある
エアコンは外気と室内の空気を入れ替える仕組みのため、ベランダ等に室外機を置くスペースがあるかどうかは重要な条件です。
ただし設置スペースがあっても、狭い場合は取り付けられるエアコンの種類が限られるかもしれません。
エアコンの種類は、室外機を置く場所のサイズを測ってから検討しましょう。
エアコンスリーブは配管穴のことで、室外機と室内機をつなげるために必要な設備。
詳しくいうと、エアコンの配管や配線のために開けられた壁の穴を、保護するための筒状の器具です。
壁にエアコンスリーブがない場合、穴を開ける工事をしなくてはなりません。
そのため、次で説明する管理組合への許可を得る必要があります。
また、エアコンスリーブがある場合は近くにエアコン専用のコンセントがある場合がほとんどですが、コンセントがない場合は新たに取り付け工事を行う必要があります。
そのほか、室外機の吹き出し口から出る熱風や冷風が隣の部屋に向かわないか、雨や直射日光があたりにくいか、という点も確認ポイントです。
注意点②エアコンを設置するときは管理組合に許可が必要!
マンションの外壁は、マンションという不動産全体の財産となる共用部分です。
よって、外壁に穴を開けるような工事が必要な場合は、管理組合の特別決議での許可を得なければなりません。
さらに、マンションの構造上穴を開けても大丈夫か、確認してもらう必要もあります(雑壁かどうかなど)。
室外機の設置スペースとなるベランダや開放廊下も共用部のため、室外機を新たに置く場合は管理組合に許可をもらわなければなりません。
また、電気容量が足りない場合も、管理組合による増幅工事の許可がいるケースがあります。
ちなみに、最低限必要な電気容量は一般的に40A以上です。
そして、すべての条件が整ってエアコンの取り付けをする段階になると、搬入や専門業者の出入り、共用部の養生などで管理組合への届け出も必要です。
以上のように、エアコン設置に関しては管理組合と連絡しなければならない場面がさまざまにあるため、設置する際にはどのような手続きが必要か、事前に管理会社へ確認しておくのをおすすめします。
また、エアコンを設置すると、一年を通して換気の機会が減ってしまう
ため、ウイルス対策も重要です。
快適な暮らしのために「ウイルス対策をリフォームでも!抗菌内装や衛生・換気面まで詳しくご紹介」もあわせてご参考ください。
マンションにエアコンが設置できないときの対処法
エアコンを設置するために必要な設備を整えることができない場合は、どうしたら良いでしょうか?
解決方法としては、「窓用エアコン」や「ポータブルクーラー」の導入が挙げられます。
窓用エアコンとは、本体と室外機が一体化した、窓枠にはめこむタイプのエアコンのこと。
設置が簡単で取り付け専門業者を頼らなくても良いことや、壁に穴を開けずに済むこと、本体価格が本格的なエアコンに比べて安いことなどがメリットです。
ただし、窓のサイズに合うもののみ取り付け可能であること、通常のエアコンより冷えにくいこと、動作音が大きく寝室には不向きなどのデメリットも。
ポータブルクーラーは持ち運びもできる小型のクーラーで、「冷風機」「スポットクーラー」とも呼ばれています。
コンセントさえあれば使用可能なハンディタイプや、窓にパネルを取り付け排気するタイプなど、あまり条件を選ばず設置できるのが魅力です。
デメリットとしてはパワー不足の可能性があったり、窓にパネルを取り付けるタイプでは防犯上の不安が出てくることもあるため、購入の際はどの部屋なら使えそうかを考えておくことをおすすめします。
マンションのエアコン設置ならアイ・ホーム北海道におまかせ!
アイ・ホーム北海道では、お住まいの物件でエアコンが設置できるか、いつでもご相談を受け付けています。
マンションに初めてエアコンを付ける方、家電量販店など他社でエアコンの設置を断られた方も、まずは一度ご連絡ください!
アイ・ホーム北海道でエアコンを設置されたT様からも、以下のような嬉しいご感想もいただいています。
「エアコン取付について、以前、家電量販店に相談した時は設置をあきらめたのですが、ハガキをいただき、中川さんに相談したところ、迅速に対応、設置いただき、この猛暑を快適に過ごすことができました。ありがとうございました」
また、現在お得な夏のエアコン祭りも開催中です。
お得な機会に、ぜひエアコンを検討してみてくださいね!
マンションにエアコンを設置するなら事前に確認点をチェック
マンションに設置できるエアコンには壁掛けタイプと天井カセットタイプがありますが、壁掛けタイプが主流です。
エアコンを設置するためには、必要な設備があるか、チェックを行わないと取り付けられないケースもあります。
まずは、室外機スペースやエアコンスリーブ、専用のコンセントなどが物件に整っているかを確認しましょう。
また、必要な電気容量が確保できるか、室外機の吹き出し口から出る熱風や冷風が隣の部屋に向かわないか、雨や直射日光があたりにくいかなども、重要なポイントです。
工事の必要がある場合や、取り付け工事の際は管理組合へ連絡し、許可を取る必要があります。
自分でチェックすることも必須ですが、事前にエアコンの設置ができそうか、必ず管理会社に確認を取りましょう。
マンションリフォームをお考えの方、エアコンの設置を諦めたくない方は、ぜひアイ・ホーム北海道へご相談ください!