マンションリフォームでキッチンの配管問題とは?さらに詳しく解説!
2019/10/11(金)
こんにちは!札幌のマンションリフォーム専門会社「アイ・ホーム北海道」です。
水回りのリフォームは見た目がきれいになるのはもちろん、使い勝手がよくなることで暮らしがとても快適になります。
とくにキッチンは
「アイランドキッチンにしたい!」
「収納を増やしたい!」
「動線をよくしたい!」
など、理想のイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
しかし、マンションのキッチンリフォームがご希望通りできるかどうかは、マンションの「配管」によって大きく左右されます。
今回は、マンションリフォームにおけるキッチンの配管問題と、その対処法をわかりやすくご紹介します。
マンションリフォームでキッチンの配管に気を付ける場合と対策
マンションでキッチンリフォームする際、注意が必要になるのが「配管」です。
しかし、配管は普段生活するうえで目に見えるものではないので、配管構造がどうなっているかなど、自分ではなかなかわからないのが実情です。
では、どういう点に気を付けるべきなのかを具体的にご紹介していきます!
キッチンの位置を変えることが難しい場合の例
キッチンの位置を変える際に重要となるのが「配管の位置」。
キッチンの位置を変更するということは、給水管と排水管の位置も変わるということになります。
しかし、この「配管の位置」によってリフォームができるかどうか、また、リフォームにおけるさまざまな制約が出てくる場合があります。
キッチンの移動が可能かどうかは床下の余裕がどこまであるかによって決まります。
床下のスペースに少しでも余裕がある場合は、配管を動かすことができるためキッチンの位置を移動することができます。
しかし、配管が床下ではなく階下の天井裏を通っている場合は配管を動かすことができないため、キッチンの位置移動は難しくなってしまいます。
配管の位置をチェックする方法は?
キッチンを移動したいなら、まずはキッチンの配管設備がどうなっているのか、事前にしっかりチェック!
キッチンやトイレ、お風呂など、水回りの排水管がつながる共有配管があるスペースのことを「PS(パイプスペース)」と言います。
これはマンションの共用部でもあるため、リフォーム時に勝手に位置を動かせない設備です。
ですので、キッチンをどこまで移動できるかは、このPSの位置によって決まってしまいます!
もしお手元に現在住んでいる自宅の図面があれば、ぜひそちらを確認してみましょう。
図面に「PS」と書かれた部分はないでしょうか?
なければ黒く塗りつぶされた四角はありませんか?
それこそがキッチン移動の可否を左右する「PS(パイプスペース)」です。
キッチンの移動範囲はそのほかの設備も影響しますが、基本的にはPSとキッチンを離すことはできません。
排水管の勾配を配慮すれば工夫次第でキッチン移動が可能!
床に段差を設けて配管に勾配をとれば、PSから遠く離すことが可能になる場合もあります。
配管には主に、配水管から各家庭に水道水を引き込む「給水管」と、キッチンや洗面所などで使用した汚水が流れる「排水管」があり、それぞれ役割が異なります。
キッチンを移動するにあたり重要になるのが、実は「給水管」ではなく「排水管」の位置。
排水管に適度に勾配をとらないと水がしっかり流れないため、PSから離れた場所にキッチンを設置したい場合は、床下や壁の中に水が自然に流れるための勾配をとる必要があります。
床下などに勾配をとるスペースがあれば問題ありませんが、ない場合は床に段差をつけてキッチンの床の高さを上げるなど、配管スペースをつくる工夫が必要になります。
配管の勾配がとれない場合の対処法
床下などに勾配をとるスペースがあれば問題ありませんが、前述でもお話した通り、ないからといってキッチン移動ができない!というわけではありません。
以下の対処でできる場合があるので、ぜひご相談ください!
対処法①:床に段差をつける
水が自然に流れるためには、50cmの距離につき1cm以上の高さの勾配が必要です。
キッチンの床下に勾配をつけるだけのスペースがない場合は、キッチンの床自体の高さを上げて床下にスペースをつくるという方法も。
例えば床に段差をつけて、キッチンスペースを一段高くするのです。
すると、キッチンの床下に勾配をつけるだけのスペースが生まれ、問題が解決します。
対処法②:配管の通り道を造作する
床上げ以外の方法としては、腰壁など配管の通り道を造作して位置変更を行うことが可能な場合もあります。
ただし配管を延長させたり、造作する費用もかかってしまうため、その点は考慮して決めましょう。
配管の工夫によって問題が解決する可能性もありますので「排水位置が動かせないからキッチン移動もできない…」と諦めず、まずは相談してみてください。
マンションでのキッチンリフォームの位置移動は大がかりになるため、リフォーム実績の多い経験豊富なリフォーム会社を選ぶことも大事です。
私たちアイ・ホーム北海道もマンションにおけるさまざまなキッチンリフォーム実績がございます。
ぜひお気軽にお問い合わせください!
マンションのキッチンリフォームのカギは配管!
キッチンは毎日使うものだからこそ、形や動線にこだわりたいもの。
マンションリフォームの場合は、配管の位置や床下スペース、排水管の勾配をとれるかなどによって、さまざまな制約が出てきます。
しかし、排水管の勾配がとれない場合は、キッチンの床上げをしてステージのように見立てた対面キッチンにしたり、腰壁など配管の通り道を造作したりなど、さまざまな対処法があるんです!
使い勝手や導線の悪いキッチンは、暮らしのうえで様々な点で不便に感じますよね。
アイ・ホーム北海道では、配管位置によって移動が難しいキッチンのリフォームなど、マンションにおけるさまざまなキッチンリフォームにも対応しています。
排水管の移動が難しい場合でも、お客様のご要望に寄り添ったご提案をさせていただいております。
ご不明点やご相談などありましたら、お気軽にお問い合わせください!